文章で人の心を動かすには?

ライターの遠藤です。自分が文章って面白いと思った過去をふりかえったら、そこにはコピーライティングの基礎がありました。

文章は人の心を動かす

「文章は人の心を動かす」
とはじめて感じたのは、高校の吹奏楽部での部活動を通して。もう、かなり前の話です。毎年、吹奏楽部では3月に演奏会を開催していました。部員の全員が、どうしても来ていただきたいある方へのご招待状の文章の制作を、私が担当することになりました。

どうしても来ていただきたくて、何度も何度も書き直して、どう伝えたら来てくださるかな・・・と本気で考えました。思えば、うまれて初めて書いたコピーライティングでした。はじめは儀礼的な内容から書き始めて、リライトにリライトをして、最後には満足のいく「おこしください!」の気持ちのつまった熱烈なメッセージを書き上げることができたと、我ながら嬉しかったのをいまでも覚えています。
ホール
招待状をお届けして、思いはバッチリ先方に通じていることを確信しました。ご招待した方は、残念ながら演奏会には来てくださることはできませんでしたが、びっくりするほどの差し入れがあったのです。中高合わせて100名ほどの部員全員で、演奏会終了後にでも食べなさいと、「すき焼き会食」の席をご用意くださいました。これまで毎年、先輩たちも出してきた招待状でしたが、一度もそんな反応はありませんでしたので、これは自分が書いた文章の効果だ!と確信しました。

高校生だった私ですが、ぜったい行きたいと思っていただける文章を書き上げた自信がありました。

 

 

コピーライティングは、相手の心をつかみたいと書くラブレターに似ているかもしれない

「文章って書き方でこんなに反応がかわるんだー!文章ってすごい!」感激しました。
どうしても来てほしい相手に伝える文章は、相手のことをとことんまで想像することです。ワードプレス講座

どんな生活をしているのか、どんな暮らしをしているのか、何に喜びを感じるのか、その人のことをどこまでも考えて書くラブレターのようなものかもしれません。

憧れのあの人からデートに誘われるためには、なんて話しかけたらいいか?なんてよく考えたなーと思い返したり。文章にこそしませんでしたけれど、思えば、したたかな女子でした(笑)

熱烈な思いで、読者ターゲットの想像力を巡らすことが、人の心を動かす文章を書くコツです。
わたしのライターに憧れた初めての出来事だったと記憶しています。

ABOUTこの記事をかいた人

遠藤美華(えんどうみか) ブログを書いてライターになった経緯から、ライティングやWEB集客で学んできた経験値をもとに、40代からのアラフィフ世代の女性へむけて情報発信をしています。 取材に基づく文章作成が得意なライター。WEBサイトに載せる経営者や個人事業主のビジネスプロフィール文や代表者挨拶文の作成代行、インタビュー記事やオウンドメディアでの執筆など。ブックライティングもボチボチお手伝いをはじめました。