冬至に思うこと

北海道に住むようになり15年。つい最近まで、寒くなってくると「冬至まで頑張ろう!」と自分を奮い立たせていた。札幌の夕暮れは、緯度が高いからとにかく早い。冬至が来る直前は、15時にはすっかり暗くなってしまう。

冬に入って雪が降ると、辺りは一面真っ白になり、彩度があがる。だから早い夕暮れも気にならなくなる。雪のない秋が実は1年中で一番つらかった。カラダも急激な気温の変化についていかないということもあるけれど。15年もたつと、秋の楽しい過ごし方を覚えたから、成長したものだと我ながら思う。北海道の雪景色

札幌に住むようになって2年目の冬、極度の冷えからひどく体調を崩したことがある。背中に暖房をしょって、カイロを貼りまくり、近くの温泉に通うことが日々の日課だった。北海道の生活スタイルにまだ慣れていなくて、冬の過ごし方を知らなかった。

出かける時は暖房を消し、お日様が出ていれば暖かいと思っていた。薄着で外出することもよくあった。思えば、キッチンの煮物が煮凝りになってしまうほど部屋は寒かった。

だから「日が長くなる冬至までがんばろう。冬至が来れば、もうすぐ春だ」そう自分に言い聞かせてきた。だから毎年冬至が来ると、いつもその時のことを思いだす。

いまは、冬至が来るといよいよ冬真っ盛りだ!と思うようになった。子どもも生まれて、雪遊びを楽しんだりした年月が、自分の感覚を変えてくれたと思う。

 

 

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遠藤美華(えんどうみか) ブログを書いてライターになった経緯から、ライティングやWEB集客で学んできた経験値をもとに、40代からのアラフィフ世代の女性へむけて情報発信をしています。 取材に基づく文章作成が得意なライター。WEBサイトに載せる経営者や個人事業主のビジネスプロフィール文や代表者挨拶文の作成代行、インタビュー記事やオウンドメディアでの執筆など。ブックライティングもボチボチお手伝いをはじめました。