札幌市電で街を一周できるようになります

12月20日札幌の路面電車(市電)がループ化

路面電車は街の発展にかかせなかった交通網でした。いまでも沿線の市民にとってはなくてはならないものです。

路面電車プラハ

(これはプラハの路面電車)

札幌も地下鉄やバスが整備されるまでは東西にも広がる大切なライフラインでした。1971~1974年に順次廃止されて現在の形に。12月20日より設置される狸小路停留場は、実は以前の路線の一部復活ということになります。

12月20日、札幌の市電(路面電車)がループ化し環状型で運行開始です。試運転も始まりました。

大通からほど近い、西4丁目~中央図書館~すすきの停車場を単一路線で往復していましたが、西4丁目とすすきの停車場を駅前通りの狸小路停留場でつなぎ、全周囲約9キロとなって環状化されます。

歩道から乗降が可能な新設の狸小路停留場

新区間のすすきの停車場~狸小路~西4丁目は、駅前通りを内回り、外回りで走ります。新停車場の狸小路と西4丁目の内回りは、歩道のすぐ横を走るようになり、歩道から電車に乗降ができるようになります。乗降後、車の行きかう道路を横断することもなくなり、利用者も一安心です。

冬季は、市電の除雪には通常ササラ電車が出動しますが、歩道に雪をはねあげてしまうためにこの区域は走ることができませんが、ロードヒーティングで対応します。

 

沿線の方には朗報 そうでない人にも札幌を親しむ散歩道として

私は沿線に住んでいないので、市電を利用することはほぼありません。15年札幌にいても
振り返れば一度だけしか乗ったことはありません。しかし沿線に住む方は待ちに待った延伸でしょう。沿線市民の足として、料金は変わらず一律大人170円、子ども90円。どサンこパス310円なるものがあり、大人1人と子ども1人のセットで土日祝日、年末年始に使える一日乗車券を発売しています。

狸小路や藻岩山ロープウェイ、音楽ホールkitara、中央図書館と大通り・ススキノを結び、街並みをめぐるのにはピッタリ。あまり市電と縁のない札幌市内の私のようなものでも、札幌の街を親しむきっかけになれば、いいですよね。新たな路線を体感できるイベントも開催されます。

札幌市電のループ化記念イベント

日時:2015年12月19日(土)会場:札幌市中央区南1西4スクランブル交差点

■お子さんにオススメの「電車図書館」12時30分~13時30分

電車がまるごと読み聞かせ空間に。司書も乗り込みオススメの絵本の紹介もあります。

申し込みは当日直接会場へ

■「試乗体験」15時~15時30分頃

開業前に延伸間を試乗できます。

定員100名程度

申し込みは、当日12時30分~13時に会場で抽選券配布。

ABOUTこの記事をかいた人

遠藤 美華

遠藤美華(えんどうみか) ブログを書いてライターになった経緯から、ライティングやWEB集客で学んできた経験値をもとに、40代からのアラフィフ世代の女性へむけて情報発信をしています。 取材に基づく文章作成が得意なライター。WEBサイトに載せる経営者や個人事業主のビジネスプロフィール文や代表者挨拶文の作成代行、インタビュー記事やオウンドメディアでの執筆など。ブックライティングもボチボチお手伝いをはじめました。