「女の運命は髪で変わる」(サンマーク出版)を一気に読んた。面白くて、あっという間に。読みながら思いだしたのは、緊張でいっぱいの新卒での4月、勤務日初日のこと。受付に配属がきまり、会社の玄関横の受付控室へ。私の顔を見るなり、受付の先輩に真っ先に連れて行かれたのが美容室だった。「受付は会社の顔だからね」と、きれいで凛々しい先輩たちに、ヘアメイクからメイク、日常の服装までのアドバイス。みっちり仕込まれたことを思い出す(笑)
女性にうまれてよかったと思える本
「女の運命は髪で変わる」(サンマーク出版)は、15年ヘアライターが培った女性の髪の扱い方の話です。
読み進めて思ったのは、この本は女性が、女性にうまれてよかったと感じるためのための具体的なアドバイスがたくさん散りばめられている本だな、ということ。特に愛されたいと願う女性には、ぜひおすすめの本。髪を通して、女性は運命を変えることができる、というのは、やっぱりそうだったのね!と私も激しく共感です(笑)

まえがきには、25歳でファッション誌のライターに転職した佐藤友美さん(以下さとゆみさん)が知った衝撃の事実として紹介されているのが、「女性がきれいするとなったら、最初に手を付けるのが髪」とファッション界では決まっているという話。以来、髪に興味を持ったさとゆみさんは、髪の取材をさせてもらえるように編集者にお願いして仕事を回していただいたというのだ。
「髪の柔らかさは恋人のためだけに育てる」第3章から
いろいろオススメしたい箇所はあるのだけれど、やっぱり「第3章 髪はほぼ、色気」は多分この本のクライマックスだと思う。
さとゆみさんは書いています
女性にとって髪は、世界60億人のなかで、たったひとり、恋人だけが触れていいパーツです。
髪を柔らかく「見せる」ことや、なめらかに「見せる」ことは、自分をきれいに見せるため。でも実際にやわらかくてなめらかな髪を育てるのは、恋人のため。
彼の指先にとって気持ちのいい髪だったらいいなと願いながら髪を乾かすと、髪の触り方も丁寧になるから不思議です。
(第3章 髪は、ほぼ色気 119ページ)
「自分の髪を大切に扱えば扱うほど、女は女になれる」第3章から
また3章の最初のリードにあった
自分の髪を大切に扱えば扱うほど、女は女らしくなっていきます。
そして、女が女らしくなると、男は男になってくれる。
女にうまれてよかったと思えるのは、こんなとき。女の色気は、髪に宿ります。
(第3章 髪はほぼ、色気 117ページ)
ホントに。女にうまれてよかったと思えるときって、こんなときかも。
まとめ:いい恋がしたい、もっと愛されたい、お金に愛されたいと思う人は是非読んでみて
他にもご紹介したい箇所はたくさんあるのですが、きりがないので、まずは手に取って是非読んでほしい。特に「いい恋がしたい」「もっと愛されたい」「お金に愛されたい」人に、オススメ。どんどんきれいになれちゃうし、そうなると仕事もうまくいくはず。
彼の指先に絡まる自分の髪を妄想しながら、今宵は髪を乾かしてみたらいいかも。きっと幸せ感いっぱいにいい夢が見られるにちがいないと思う!

さとゆみさんは、「上阪徹ブックライター塾」の1期生(私は2期生)。5月にブックライター塾つながりで、東京でお会いしました。一緒に飲みに。ゆっくりお話しできたのはこの時が初めて。さとゆみさんの熱いハートにすっかり惹きこまれてしまった。このときに、この本のお話は伺っていたんです。また会いたいなーさとゆみさんに。ちなみに、さとゆみさんは北海道出身なのです。
#女の運命は髪で変わる