会社のホームページに載せる代表プロフィール(社長プロフィール)の書き方〜「書いた方がいいこと」と「書かない方がいいこと」

個人事業主のときに書いたプロフィール文には書いた方がよかったのに、会社社長として書くビジネスプロフィールには、書かない方がいいことがあります。この記事では、会社社長として書くべきビジネスプロフィールの内容と書かない方がいいビジネスプロフィールの内容について伝えていきます。

「社長としてプロフィールを書きたい」と、個人事業主から法人成りした経営者から問い合わせがありました

2014年からプロフィールライターとして活動して早くも9年。これまで500件を超える経営者・個人事業主・起業したばかりの人たちのプロフィール作成の代行をお引き受けしてきました。

このところご依頼が続いているのが、個人事業主からスタートされた方が法人成りされ、企業サイトとしてホームページを新たにリニューアルするタイミングで、経営者、もしくは社長としてのビジネスプロフィールページに載せるプロフィール文の文章作成の執筆依頼です。

「社長としてのプロフィール文を書きたいのだけれど・・・」
個人事業主としてこれまでホームページにのせていたプロフィールと、法人なりして会社の代表として新たに書くビジネスプロフィールは、若干ですが書くべき内容が異なります。ニュアンスが違うというか・・・。そのことにうっすら気がつかれた社長から、お問合せをいただいていると認識しています。

そもそもプロフィールというのは、「あなたのことを知りたい」とわざわざ読みにきてくださる人のために書くものです。その人たちが知りたい情報をだしていくことがマスト。プロフィールと自己紹介の違いについては別記事でも書いているのでそちらも参照して欲しいのですが、プロフィールは自己紹介とは違って、読みにきてくださる人の欲求に応えることを第一に考えることが大切です。

個人事業主のプロフィールの「読み手」は何を知りたいのか

ではまず、企業サイトに載せるプロフィール文と個人事業主としてホームページに載せるプロフィール文について、それぞれ読みにきてくれる人「読み手」を想像してみてください。

個人事業主としてのホームページにあるあなたのプロフィールを読みにきてくれていた人は、どんな人たちで、何を知りたくてきているのでしょうか。

知りたいのは、あなたが提供しているサービスや商品を欲しいと思った見込みのお客様が、「あなた」という人物を知りたくてやってきます。


なぜこの商売をはじめたのか。なぜこの商品(サービス)を提供しているのか。
あなたからサービスを受けると、(もしくは商品を買うと)自分の抱えている悩みがどのように解消されていくのか。そして自分の未来にどんな影響があるのか。この辺りが知りたいわけです。

個人事業主のプロフィールで書いた方がいいこと

「読み手」の視点はあくまであなた自身です。あなたの想いやプライベートなネタも書いてください。プロフィールの読み手があなたのファンになってくれるような内容を書いていきましょう。

「ファンになってくれるプロフィール」と言われても、「そんなの難しいよ!」と思うかも知れませんが、あなたらしさが表現できていればそれでOKです。どこまでも読み手のことを考えて、その人たちが、あなたについて知りたいことを想像して書いてみてください。

経歴ばかりを羅列しても、「読み手」はそれを知りたいでしょうか。そこはしっかりと考えてくださいね。

企業サイトの代表(社長)プロフィールの「読み手」は何を知りたいのか

では企業サイト(ホームページ)の代表(社長)プロフィールを読みにきてくれる人は、どんな人たちで、何を知りたくてきているのでしょうか。

知りたいのは、あなたの会社はビジネスを通してどんな未来を築こうとしているのか。どんな信念でやっているのか。会社として大切にしていることは何か。この会社と仕事を一緒にしたら、どんな未来が開けるだろうかを「読み手」は想像したいのです。

企業サイトの代表(社長)プロフィールで書いた方がいいこと

「読み手」の視点は、あなた個人ではなく会社(企業)そのものです。会社でやっていることや実現していることを企業サイトの代表プロフィールでは書いていきましょう。その裏付けになるもので、創業時の想いとして個人的な想いを書くのは良いと思いますが、あくまで「読み手」はあなたを知りたいというよりも、会社を知りたくてあなたの代表プロフィールを読みにきていることは忘れないでください。

プライベートネタや個人的な想いよりも、会社の代表として、どこに出しても恥ずかしくない無難にクリアできるものを公式プロフィールとして準備しておきましょう。

会社代表としての公式プロフィールが一つあれば、他の媒体に載せるプロフィールを作るときにもアレンジは効きます。代表となれば、講演会によばれたり、書籍を出版したり、さまざまに活動の場面もこれから広がっていきます。

載せる媒体や提出する先によって、「読み手」を想像してアレンジを加えてください。そこでもし読み手がプライベートネタを望んでいるのが想像できれば、それを加筆すればいいだけです。

企業サイトの代表プロフィールを読みにきてくれる人「読み手の知りたいこと」を想像しよう

ビジネスプロフィールを書き方の基本は、「読み手」の知りたいことを書くことです。それが企業サイトの代表プロフィールであれば、それを読みにきてくれる人が知りたいことを書けばいいし、個人事業主であれば、そのサイトを訪れる人の知りたいことを書けばいい。

「読み手」を想像して文章を書くのは、読ませる文章を書くコツです。そして読んでもらえるプロフィールは、確実にビジネスにつながります。

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ABOUTこの記事をかいた人

遠藤美華(えんどうみか) ブログを書いてライターになった経緯から、ライティングやWEB集客で学んできた経験値をもとに、40代からのアラフィフ世代の女性へむけて情報発信をしています。 取材に基づく文章作成が得意なライター。WEBサイトに載せる経営者や個人事業主のビジネスプロフィール文や代表者挨拶文の作成代行、インタビュー記事やオウンドメディアでの執筆など。ブックライティングもボチボチお手伝いをはじめました。